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手っ取り早く定石や手筋を身に付けるには、専門書が一番。実戦だけでは我流から抜け出せません。初心者から上級者まで囲碁の本を多数紹介。レビューもあります。
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戦いはこれからだ―人間的魅力の研究
藤沢 秀行 /米長 邦雄
祥伝社 刊
発売日 1999-10
発送可能時期:通常4日間以内に発送
オススメ度:★★★★




藤沢秀行と米長邦雄を知るだけでも読む価値があります。 2005-12-11
 米長邦雄氏は50歳で史上最高齢名人に就いた類稀な棋士ですが、対談相手の棋聖位・藤沢秀行氏も只者ではありません。囲碁界の最高タイトルである棋聖位の6連覇のみならず、2度のガンからの復帰を果たし、王座(日経新聞社主催タイトル戦)を獲得するという人間離れされた方です。『人間における運の研究』(致知出版社)や『運を育てる』(祥伝社黄金文庫)を通じて、これまでも米長氏から学ぶことは大でしたが、今回の対談者の藤沢秀行氏を知り、世の中の広さを改めて痛感しました。これほど一つの世界で名を成し、かつスケールが大きく、温かい人柄の人物は稀です。藤沢秀行、あるいは米長邦雄という人の存在を知るだけでも本書を読む価値はあります。



 秀行氏の言葉には胸を突かれます。



例えば、何か一芸に秀でるには、それをするのが好きなことは重要ですが、何より忍耐が必要です。それを、「努力が報いられるまでの三年なり、五年なりの間を辛抱しなくてはならない。それができる人とできない人とでは、何年か先にえらい差が出る(p.93)」と明言しています。日々、努力を継続するためには、「私はこうなる」という志が不可欠であり、志を立てるためにも試行錯誤に耐えなくてはなりません。ですから、就職活動中の学生や志がまだ立っていない若者に本書を読んでもらって、この言葉の意味を知ってもらいたいと思います。



「定石とは碁における「挨拶の仕方」だと納得したわけです(中略)こう納得すると定石を勉強する面白さがまるで変わってくる(p.85-86)」。例えば、私の場合、研究の分野で統計学が果たす意味が分かってからその勉強に随分とのめり込みました。定石を知らなければ、その世界に住む先達と同じ土俵に乗ることすらかないません。同じことがどの分野でもあると思います。



 若者に勧めましたが、中堅層の人々にこそ本書の真価を更に汲むことができます。お勧めです。




さらに詳しい情報はコチラ≫


この記事は2007/6/12に作成しました。
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